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手彫り彫刻機のジョイント緩衝材ゴムの交換方法!

先代から受け継いだ手彫り彫刻機がある。

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(メーカー) 坂崎鉄工(通称サカザキ製)
(機種) 強力型フライス彫刻機
(型式) SP-V28N
(製造年月) 昭和60年(1985年)12月

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今はメーカーも無くなった35年前の手彫り彫刻機である。
業者の人に聞くと我が社の彫刻機はすごく程度が良い状態らしく
今中古でこの彫刻機を探すとこんな状態の物はまず無いとの事であった。
なので大事に使って上げて下さいねとの事であった。
それでは今回ジョイント部分の消耗した緩衝用ゴムを交換しようと思うのだが
交換するにはちょっとコツがいるのでメモしておく!

DSC00719_R.jpg
左のカップの中にステーを支える緩衝用ゴムがあるのだが
ヘタって来るとステーが下がってきて
最悪稼働させると連動しているゴムベルトが外れて彫刻出来なくなる。

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交換するには最初そのステーを取り外す。

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そしてカップの下にあるボルトを外してステー本体も外す。

DSC00722_R.jpg
外し方はレンチを入れて外す。
空回りはしないのでそのまま回してOK!

DSC00723_R.jpg
外すと緩衝用ゴムを上2か所、下2か所で止まっているので
まずは下2か所を外して行く。

DSC00721_R.jpg
そしてカップの蓋を外す。
ネジが空回りする時は蓋ごと外してからネジを外すのが楽。

DSC00725_R.jpg
ベアリングジョイントローラーを取り出す。

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単純にゴム4か所交換の作業だが
交換するにはこのローラーをここまで取り出さないといけないのが
交換した事がない者には最大の難関であった。
やり方が分かると何て事はないんですけどね!

DSC00727_R.jpg
蓋のゴムを取る時は隙間に指もしくはペンチで摘まんで外す。
ここはレンチだけで外そうとするとゴムが動いてネジが回らないので要注意!

取り付け順は4か所のゴムを交換したらまずは蓋を取り付ける。
そしてカップに入れて下2か所のねじ止め。
終わったら蓋の6角ネジを止めて最後ステーを取り付けて完了。
さっきまで垂れ下がっていたステーが真横に伸びて
初めてこの彫刻機本来の姿を目にする事となる。

DSC00729_R.jpg
今回交換した緩衝用ゴムの正式名は
(メーカー) 有限会社メイセイ
(品名) 防振ゴム 4個入り+ネジ付き
(金額) ¥2,310/税込み

現在この手彫り彫刻機はもう製造されていないので
現役で使っている物を所持している所はかなり希少となっている。
また機械があってもそれを操る職人がどんどん減ってきているので
まさに古の文明機器と言った代物である。
機械もそうだが技術も伴わないと使えない手彫り彫刻機。
大事に使いつつも技術の伝承もこれからの課題の1つである。

上記の作品は
「彫刻文字のショーリン・ドット・ネット」にて製作致しました!

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| 彫刻&エッチング切削加工 | 09:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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