2021.02.24 Wed
久しぶりの彫刻技法すくい彫り!
サンプルを作ってみた。
ちなみにすくい彫りとはレーザー彫刻では出来ない
彫刻刃ならではの彫り方で
最近では3D彫刻などとも呼ばれている技法である。
使用する刃はこんな感じ!
「刃を自在に操って加工する所に彫刻の醍醐味がある。」
この刃の傾斜を利用して彫って行くのである。

通常は垂直に彫り進むだけなのだが
すくい彫りの場合端の部分の角Rを小さくするため
最後すくい上げるように刃を上げる。
すると筆書きのハネのように先端に向けて細くなり
明朝体みたいな文字でも奇麗に彫れるようになる。
レーザーの場合は刃ではない線状のレーザーで彫るので
こう言った細い線を彫るのは得意なのだが
彫刻刃でも似たような仕上がりが
出来るようにと編み出された手法なのである。

表彫りでも可能だが
こんな感じに裏彫りですると輪郭がくっきりとして綺麗。
玄関の表札などでさりげなくこのすくい彫りですると
知っている人には
「おっ!凝ってますねえ~。」 といった感じになる
さりげなくこだわる人向きの彫り方なのである。
上記の作品は
「彫刻文字のショーリン・ドット・ネット」にて製作致しました!
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| 彫刻&エッチング切削加工 | 07:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑